- not so Frequently Asked Questions - update 2004/9/5
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not so FAQ |
極座標プロットのあれこれデータを2次元極座標でプロットする.通常の2次元データはデカルト座標系の(X,Y)の点の組として与えられていま す.これを極座標で表示します.データファイルの書き方は,普通の2次元データと同じです.極座標表示では, (X,Y)の組が,(θ,r)として取り扱われます.つまり,X=角度,Y=動径長さ, です.角度の単位は,デフォルトではradianで,0〜2πでプロットは一周 します.度(degree)を使いたいときは, set angles degrees と します. 次の様な2次元データがあるとします.これはデカルト座標系でプロッ トしたもので,Xは0〜180度までの角度,Yは-1〜1で変化する量です. これを極座標表示します. gnuplot> set polar dummy variable is t for curves gnuplot> set angles degrees gnuplot> plot "datafile.dat" with lines 次に,極座標らしくなるようにXYの範囲を調整し,またプロットの サイズにsquareを指定して,正方形にします. gnuplot> set size square gnuplot> set xrange [-1:1] gnuplot> set yrange [-1:1] gnuplot> replot 中心からデータまでの線を引く.上の例では,各(θ,r)の点を結んだグラフを作りました. 原点から各点へ線を引くには, with impules を使います. gnuplot> plot "datafile.dat" with impulses グリッドを描く.極座標表示では,2種類のグリッドがあります.一つは普通のプロットと同じ くXY軸の主目盛に描かれるものでset gridで表示します.もう一 つは半径rに対する同心円状のグリッドでset grid polar angle と指定します.角度angle毎に半径方向の 格子も入ります.角度を省略すると30度になります. gnuplot> set grid polar 同心円のグリッドは,XY軸両方の主目盛に関連しています.上の図では xtics, yticsいづれも0.5となっていますので,同心円も半径0.5毎に描かれて います.これを変えると円が描かれる半径も変わります.次の例では,XYの目盛 を変えていますので,0.3,0.5,0.6,0.9,1.0に円が描かれています. gnuplot> set xtics 0.5 gnuplot> set ytics 0.3 |